
それでは具体的に境界性人格障害のパターンを見ていきましょう。最初は思考のパターンです。1)人を0か100とかというふうに極端なとらえ方をする。2)人を敵か味方かのいずれかで見る。3)置かれた状況を悲惨か理想かのどちらかで見る。4)自分のことを完全無欠な人間か、その逆のまったくダメな人間にしか考えない。
5)自分に対する愛情をかけてくれた人が、そばにいないとその愛情を思い出すことが難しい。6)その時その時、一緒にいる人によって、自分の意見を変える。7)他人というものは、完璧に正しいかまったく間違っているかのどちらかだと信じている。8)人を理想化するか、見下げる。
9)ある状況を他の人とはぜんぜん違う見方、とらえ方をする。またその状況そのものを思い出すことが容易でない時がある。10)自分の行動の責任は誰か他の人が持つべきだと信じている。またはその反対に、他人の行動に責任を感じやすい。11)自分の失敗をなかなか認めようとしない。
あるいは自分のすることはすべて間違っていると感じている。12)信念が、事実よりも感情に基づいている。13)自分の行動が及ぼす他の人への影響に鈍感である。14)自分自身では得がたい自尊心や賞賛や自己同一感などを他人が与えてくれるものだと考えている。
15)永遠の愛情や同情心を持つ援助者を探し求め、そのような愛情や同情が、自分の心の中にある暗黒の空虚感や絶望感を満たしてくれるものだと考えている。16)自分はこう思っているから他人もそう思っているはず(投影同一化)。
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