
人は普通、自傷行為に直面すると、不安、怒り、失望、嫌悪、無力感などの感情を持ちます。しかし難しいことですが、自傷行為に対して自分が責任を感じてはいけません。そしてどんなに安全に気をつけても、自傷行為につながるものをすべて家から取り除くことなんかできませんし、24時間監視することはできないことを認識してください。
またもし自傷行為の話に及んだとしたら、あまり長くそのことについて話さないように努め、決して道徳を持ち出したり、説教したり、羞恥心、罪悪感を覚えさせるようなことは絶対に言わないようにしてください。
境界性人格障害の人はすでに羞恥心を抱えています。共感を示し、怖れ、苦悩、心のなかの闇を、あなたがこれまでに感じた最悪の気持ちを3倍にして真剣に耳を傾けましょう。良い面を取り上げ励ますことも必要です。
また強い刺激を与えることも効果がある場合があります。もちろん本人の同意を得てですが、冷水に手を突っ込むとか、激しい運動をする、刺激のある味のものを食べるなどです。それからもし相手の行動に自分が飲み込まれてしまったと感じたら、すぐに仕切り直しが必要です。
あと病院などに通っていたら担当の心理療法士を交えて3人で、この先自傷行為が起きたときにどうするかといった約束事など話し合いを持ってください。その際、冷静に、丁寧に、事実に即した話をしてください。決して自分1人で背負うようなことをしないで、専門家に相談しましょう。
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