
境界性人格障害の人にとって「否認」は、苦痛や恐怖をコントロールするための手段だという声があります。心の闇と向きあう準備のできていない境界性人格障害の人は「否認」だけが、彼らを生かしている防衛手段なのかもしれません。
自己というものが希薄で、空虚感に苛まれていて、しかも感情が不安定、そして否認をされると、どう対処していいのかわからなくなります。しかしお子さんをコントロールすることはできません。
お子さんの行動に影響を及ぼすことができるように自分自身を変えていくことしかできないのです。お子さんの心の闇、苦しみ、恐怖を深く考えるようにしてください。そして感情のジェットコースターから降りるためには、お子さんを変えられるとか変えなければならないという幻想を手放す必要があります。
この考えから解放されたとき、つまり「自分自身を変化させる」ことができたときに、本当にお子さんの行動に影響を及ぼすことができるのです。灯台のたとえ話があります。灯台がその場を離れて、船に向かって、「このまま進んだら岩にあたるぞ!」とは言いません。あくまでも船の運命は船自身が握っています。
灯台は光を発し続けるのが役割です。突発的な感情にその都度相手にしないことも肝要です。境界性人格障害をもつ人は時に不合理な行いをするものだと思っていれば、心も楽になり、日常のストレスや緊張は安らぎます。難しいですが、物事をあるがままに受け入れる術を身につけましょう。
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