境界性人格障害

周囲が理解するために

親の役割

アメリカのある団体が、境界性人格障害の子供を持つ親のために、インターネット上でサポートグループを立ち上げています。NUTSと呼ばれ、Nice(思いやりのある)、Understanding(理解のある)、Tense(緊張にさらされた)、Sensitive(傷つきやすい)な親たちという意味の頭文字をとっています。

NUTSは親の役割を「家族の安全を守ること」「自分自身を大切にすること」「子供の医学的治療に責任を持つこと」「適切な環境を提供すること」の4つに分類しました。あとで具体的に見ていきますが、まずは親御さんご自身を大切にしてください。肉体的にも感情的にも疲れていては、境界性人格障害という大変な病気に立ち向かうことはできません。

またなるべく1人で背負うのでなく、ご主人にも役割分担をしてもらうよう十分に話し合いを重ねてください。「お子さんがなったら」のところで、「精神保健福祉センター」のことを書きましたが、やはり医療費のことも気になります。

精神保健福祉法の第32条に「通院医療費公費負担制度」という制度(一般に「32条」)がありますので、問い合せてみてください。そしてその子供の医学的治療に責任を持つにつながりますが、お子さんの感情や行動、公的機関でのやり取りなどをできる範囲で記録してください。薬の名前や受診日時などを書き留めておくと、治療者の理解を助けることにもなります。

最後に適切な環境の提供です。毎日のスケジュールをしっかり確立すること。年齢に応じて失敗から学ぶことができるような環境を築いてください。

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