境界性人格障害

関連する人格障害

うつ病性障害と境界性人格障害

次は、日本の若者の自殺原因で健康問題のトップを占めている「うつ病」について見たいと思います。うつ病は気分障害の1つで、正確には「うつ病性障害」といって「大うつ病性障害」と「気分変調性障害」の2つがあります。

境界性人格障害はこのうつ病性障害と併存している確率が高く、あるデータでは半分近くの人がうつ病性障害の診断を受けています。それでは共通点や相違点を見てみましょう。両者は気分の落ち込み程度や自分の存在を悪であると思っている感覚、他者への依存性、そして自殺傾向といった点で類似性があります。

しかし、うつ病性障害が年齢的に遅い発症である傾向があり、気分の変動の周期が長い(少なくとも2週間にわたり抑うつ状態が続く)のに対し、境界性人格障害は成人期早期までの発症であり、気分の変動も数時間と短い周期です。

また主観的感情として、うつ病性障害では「すまない」「申し訳ない」などといった自責の念や罪悪感が強いのに対して、境界性人格障害は怒りや見捨てられることへの不安、孤独感、空虚感が強く出ます。対人関係では、うつ病性障害は他者を配慮し良識を持つ傾向にありますが、境界性人格障害の方はまったく逆で他者をこきおろすなど極めて不安定な対人関係である。

自殺傾向に関しては、うつ病性障害が根強い希死念慮を内部には抱きながら自殺の脅しやそぶりをつねに外部に見せないのに対し、境界性人格障害は自殺のそぶりや自傷行為を繰り返すという点が大きく異なっています。

スポンサードリンク

境界性人格障害の概要

具体的な症例報告

症状と特徴

周囲が理解するために

完全治癒に向けて

関連する人格障害

Copyright (C) 境界性人格障害 All Rights Reserved