境界性人格障害

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クラスターB

それではクラスターBを見てみましょう。境界性人格障害はこのクラスターBに属しています。その他は「反社会性」「演技性」「自己愛性」の3つがあります。クラスターBの特徴は「感情が不安定で激しい」ことです。ここではこれら3つと境界性人格障害との主な違いを中心に整理してみます。

「反社会性」は衝動性、攻撃性の強さ、他者を操作する傾向、職業を転々とするなどにおいて共通点があります。違う点は、後悔や落ち込みの感情が、反社会性は自分の利益や快楽を得ようとして失敗したときに現れるのに対し、境界性人格障害は重要な人を失ったなどの対人関係に起因しています。

「演技性」は過度な情動性で人の関心をひこうとすることや操作的行動、すばやく変化する感情表出という点で共通しています。相違点として、「演技性」は自己破壊性が目立たず、対人関係が安定していて、慢性的空虚感にとらわれていません。

また対人関係の持ち方も「演技性」は公的な場で浅く広く周囲の注目を集めようとする傾向があるのに対し、境界性人格障害は特定の相手に対して、節度を超えた1対1の親密なかかわりを求めます。

最後に「自己愛性」は、対人関係において相手からの支持が得られないと傷つき、激しく怒る点や、自分を安定させるために他者を利用する点で共通しています。一方、自己像という点では、「自己愛性」が表面上は尊大な形で安定しているのに対し、境界性人格障害は否定的で自分がないという感覚にとらわれています。

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