境界性人格障害

完全治癒に向けて

話し合うこと

治癒に向けて、もう一度具体的に基本にかえって、見ていきたいと思います。非常に難しいことですが、家庭内で十分な話し合いを持つことが大切です。何ができて何ができないのかの境界を納得いく理解が得られるまで話し合いましょう。

ポイントは簡単なものから明確にはっきりと相手に伝えることです。例えば、境界性人格障害の人に対して、「私のことをもう少し大切にしてほしい」と言うのではなく、「あなたの体の病気のことで、私を責めることはやめてほしい」とはっきり伝えることから始めましょう。

また「問題のすべてを私のせいにしないで」とか「悪口を言わないで」とか「大声を出さないで」などの要求を一度にすべて言うことはやめましょう。一つ一つをその場その場で解決するよう心がけてください。そして将来において、境界性人格障害の人が勇気、自尊心、自信、希望、誇りなどをつかんだときの喜びをイメージしながら、話し合いをするようにしてください。

繰り返しになるかもしれませんが、相手が反論したなら、自分にも意見や考えや感情を持つ権利があるという信念に一度立ち返ってください。あなたにも自分の生活があり、現実があるのです。

灯台のたとえ話のように、自分の役割をしっかり果たせていれば、相手も自分の行動や感情の責任は最終的に自身の責任でしかないことを、理解してくれるようになるでしょう。相手の言葉、身振り手振り、表情、声の調子や、微妙な感情の変化を注意深く見守り、優しく尋ねてみてください。

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